向こうのいじめグループの談笑する声が聞こえた。 「あいつ初めてじゃね?」 「初めてじゃない?だってあの時…」クスクス 「だよね…初めてがゴミ置きとかかわいそー」 僕は青ざめた。 (これが初めて…?) 彼女は、これが初めてなのか? 女の子にとっての初めての場所が、こんな雰囲気も何もない汚い場所で、こんな… 既に僕には嬉しいなどという感情は微塵もなかった。 何も知らない彼女の身体を汚す、欲望に満ちた悪者は僕だ。 彼女の人生を左右する、全責任を自分に押しつけられた気がした。