やっぱり大学だ。 人が多い。 当たり前だけど。 数年前までは、大学に入学するなんて思ってもみなかった。 彼女と二人で生きていくつもりだったけど…。 (……端月さんにだいぶ助けられてるな、本当に…) 僕と彼女が端月さんに出会ったのは数年前の秋。 あの頃の端月さんは、僕たちにとってヒーローみたいだった。