ユーリは仕事が残っているので、一人で控え室で式が始まるのをまっていると、
ノックもなしにドアが開いた。
「ちょっと・・!ノックもなしに・・・っ!?」
言いながら振り返ると
そこに立っていたのは
ルーン王国の王子
レンだった。
「あーっ!!無愛想クソ王子!!」
「その呼び方やめてくれないか。俺にはレンという名前がある」
「気が向いたら呼んであげるっ。で、何の用?」
「冷たいねぇ。わざわざ会いに来てあげたのに」
「っ!なに言って・・
仲良くするつもりはないんでしょう!?」
「気が変わった。俺はお前に興味がわいた」
「はぁ!?」
この男は私をバカにしているのか・・?
「・・っちょ!何よ!?」
レンがどんどんこちらに詰め寄ってくる。
