サニー王国の姫といっても、まだ17歳の私は国の財政に関わることはなく、毎日お父様が決めた特別授業やピアノのレッスンなどをする日々が続いた。


―――今日までは。



この日、私はお父様から
呼び出されていた。



時間を確認してお父様の
部屋へ向かう。