「・・っは、はい!!」



「俺はルーン王国の王子、レンだ」



「わっ、私はサニー王国の姫、ミリアですっ」


美男子を目の前にして
緊張するミリア。



「知ってる」


そう言って彼は少し微笑む。



―――笑った顔も綺麗・・


ミリアが動けずにいると


「じゃあ俺は国に戻る」


レンが部屋から出ていこうと立ち上がる。



我にかえったミリアは



「・・え?もう帰ってしまわれるのですか!?」