「ユーリ、どうしたの?」

大きなあくびをしながら
ミリアがたずねる。



「姫様、そんなあくびはしたないですよ。さぁ!はやくお着替えになりましょう。ルーン王国の王子がおみえです」


―――ルーン王国?
・・王子・・?



そうだ!!私結婚するんだった!!


―――って


「ええぇーー!?王子が来たの!?」


「はい。客室でお待ちしていらっしゃいます」