「ん?どれどれ……」


ぐい


「……っ」


「こんなの!こうでもしときゃ大丈夫さッ☆」


バシッバシンッ!!


「っでぇえええぇぇええェェエエ!!!」


痛だだだだだっッ!!


(叩きやがった。こいつ叩きやがった。リクって、根に持つタイプなのか初耳だぞコラ。それに)


俺、何もした覚え無いんだけど!!


無実!俺無実!!


「理不尽だろうがぁああっ!!」


このドS野郎ッッ!!


何だ!?


何が楽しくて俺を弄るんだ!!


「リアクションが面白いから、とか♪?」


「春歌ぁああ!!」


「五月蝿いなぁ。あ、暁さんも連れてきたよ」


「話の続きはどうするんだ?……お、丁度良い。このまま移動するか」


「何処に?」


「さぁな……取り敢えず、歩きながらでも説明出来るから、それで良いよな」


「大丈夫です。ほら賢吾、陸斗、じゃれついてないで行くよ」


「じゃれてねぇよ!お前にはこれがじゃれついてるように見えんのか!?
止めろよ!!」


リクに心読まれた事、突っ込んでないが、それ所じゃねぇ!


「け〜ん〜ご〜★」


そう。今日、俺は、2つの恐怖に出会いましたとさ。
めでたし、めでたし♪


(って……何処がだゴルァアア!!)


こうして、世界を救う戦いは、始まったのでした。