それでも朝はやって来る

見なければ良かった…



真楯の部屋の中なんか



あいつと朝子がキスしてるとこなんて…




目が離せなかった。




昨日まで俺のことを好きと言った朝子の唇は、今、違う男の唇によって塞がれていた。


朝子の頬は紅潮し、何度も何度も互いに求めあう。



真楯の背中に手を回し、自分から真楯の唇を吸いに行く。


俺の口づけに酔いしれて、もっととせがんだあの唇が…




俺のなかに黒い何かが生まれた。


目の前が歪み、両手が震えて制御できない。





朝子を他の誰にも渡したくないーーー


俺だけの『モノ』だ…



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