それでも朝はやって来る

もう



やだぁ……





鼻の奥がぎゅーっと詰まって涙が出そうになった。


奥歯を噛み締め、必死に堪える。



「悠里様…

あ………もっ…と……」



女が快感に酔いしれていくのが、手に取るようにわかった。




こんな…ひどい……




涙が溢れそうになった



その瞬間…



温かい手が両目を覆った。



「朝子様、それ以上は…」



真楯が暗闇から、朝子を救い出してくれた。


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