それでも朝はやって来る

声が出ない。



悠里は自分の長い指を朝子に見せつけるように舐めた。



紅い舌が卑猥に指を往復する。





やだ…


あたし以外の女なんか抱かないで





朝子に見せつけるように、女の肢体に舌を這わせていく。



「ぁ…いぃ……」



女が喜びの声をあげた。




見たくない



悠里が他の女を抱いているとこなんて…




逃げ出したいのに



早くここから立ち去りたい




思えば思うほど、根がはったように足が動かない。



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