『そーゆうのって、普通さ約束するもんじゃないよ…』

「俺らは俺らじゃん?」

ダメだ…。
私、翔に勝てる気なくなってきた。

どうやら私は、これからも翔に振り回されていくようです…。




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「おやすみ、小春」
『お、おやすみ』
「ふっ……そんなに緊張すんなよ」
『してないよー…』
「ふーん…」
『なにそれ!絶対納得してないでしょ?』
「全然?」

ホントは緊張しまくりです。
だって…

翔と手を繋いだのなんて、初めてだもん…。

翔の優しくて大きな手に包まれて眠った。
大好きな大好きな翔の隣で。


いつまでも、翔と一緒にいられるようにと願って…