いいの…?
ホントにこれでよかったの?

『遥ー!』
私は遥に抱きついた。

「うわっ!」
『どおしよー…』
「なに?翔君となんかあったの?」
遥はキョトンとした顔をする。

『あり!大あり!!』
「なにがあったの?」
『明日、翔君の家に行くことになった…』
「!? なんで!」
『…もう、バカだ私』
「落ち着いて?ね?」

遥は私を慰めてくれた。


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「…はる!…小春!」
『ふぇ?』
…どうやら私は寝てしまったようだ。

放課後の教室には、私と遥だけ。