『う…嬉しい!ありがと~』

わざわざ私の為に作ってくれた翔。
優しすぎるよー!

意地悪な翔…
可愛い翔…
優しい翔…


全部…
全部が大好きなんだよ?

「小春もなんか作ってよ」
『え?…なんかって?』
「お菓子とか。食べてみたい」
『うーん…。頑張ってみる!』


実は料理なんて作ったことがない私。
これを機に、頑張るか!

「疲れた、寝る…」
『え?……早っ!』

翔は、私の膝の上でスヤスヤと眠った。

なんだか笑みが自然とこぼれた。