気になった……

物凄く気になった。


どうしても見たくなった。


――どんな痣なのか?


――何故付いたのか?




俺は悪いと思いながら、その部分を開けて見た。


リレーのバトンタッチでみずほの胸が迫って来たのを思い出した。


――あの時には確かになかった!


俺はコンパクトを通して垣間見た情景を思い浮かべた。