コンパクトに書かれたの文字が泣いていた。

みずほの心を……
みずほの痛みを俺に伝えようとしているかのように。


俺はその気持ちに応えようと思う。
例え誰かを敵に回したとしても、遣らなければいけない事だった。


悪意に満ちた言葉を……平気で書ける人などいない事を信じながら。




さっき目覚めたばかりの霊感。

これを駆使して、鏡面回顧をやろうと思う。

俺にはみずほの痛みを知る権利がある筈だから。