みずほの居る場所が解らない。

何処で落ちたのか……何処から落ちたのか?




「みずほ何処だー〜!?」

第一声がそれだった。

でも思った以上に声は出なかった。

それでも声を出し続けた。

みずほに逢いたい一心で。


警察車両があった。


やはり、何かが事件が起きた事は確かのようだった。


俺は状況を知りたくて、それに近付いた。


その車の窓ガラス写る俺の顔。
それを見てハッとした。

俺は今まで泣いていなかった。

悲しいのに……

苦しいのに……