それでも必死に考えた。

何処に行けば良いのかを。


ずっと気が張っていた。

必死だった。

みずほの死が信じられずに……がむしゃらに突っ走って来た。




俺は疲れ果てていた。

でも心は必死にみずほを求めて……ただ無性に焦っていた。


みずほに逢いたくて逢いたくて仕方なかった。


他の事など考える余裕もなかった。


頭の全てが……心の全てが……みずほで埋め尽くされていた。