不完全な完全犯罪・霊感探偵瑞穂誕生

警察は誘導尋問や、拷問を繰り返す。


そして……
叔父さんがアリバイを覆したと教えた。

勿論嘘だった……


叔父さんはずっと言っていたのだ。


「犯行時間されている時刻に、間違いなく電話を受けていると」


丁度、携帯電話も普及してきた頃だった。

きっとそれから掛けてきたのではないのかと同僚は思い込んでいたのだ。

でも、アイツにはそんな余裕はなかった。


まだ式を挙げていなかった為、ずっと節約していたからだった。


奥さんに内緒のプレゼントとする為に。

それは結婚指輪と、教会での結婚式だった。