「知っていたわよ。勿論みずほもね」
松尾有美はウインクした。


「えっっっーー!?」
俺は余りにも驚き過ぎて、突拍子もない声を出した。

慌てて有美が俺の口を手で塞いだ。


――まさか……


――まさか……


――そんな〜ー!!


俺の慌て振りを見て、有美はしてやったりと言うような表情を浮かべた。

それが又……

何て言おうか、物凄く可愛い。