「ごめん…」
「『ごめん』も、もうナシ」
「うん。ごめ…あっ!」
「アハハ。…これからも屋上来てくれるよな?」
「鳥海君が望むのなら」
「…じゃあ俺の話し相手になってよ」


カァァァ///と熱くなる頬を隠せない。
きっと、とんでもないくらい赤い。

ポケットに手を入れて去っていく鳥海君をぼーっと見つめる。

「言っとくけど…俺が気軽に話せる女子は、なかなか居ない。それに…『話し相手になって』なんて言える女子は…ただ1人だけだから…な?」

ニヤリと笑って鳥海君は去っていった。

「なな…//何、今の…」

『話し相手になってなんて言える女子は、ただ1人だけ』

それって私のこと…?

あんなこと言われたら期待しちゃうよ…。

胸が苦しい程に募っていく想い。

こんなに好きになったら…もう、戻れない。