「鳥海君おはよう」
「おはよう青山」

お弁当を作るようになって数日経ち廊下ですれ違った時に交わした挨拶。


鳥海君を囲んでいた女の子達は私を見て『ちょっと鳥海君!誰あの子!?』と焦っている。


「ずいぶん仲良くなったじゃん」
「誠!」


職員室帰りの誠と合流した。


「まぁ前よりは…ね」


誠にはホントに感謝してる。誠がいなかったら、きっと私はここまで来れなかった。