「......という訳で、今日から彼女もリンクの一員としてあの家に住むことになったのでよろしく頼む」

「よっよろしくお願いします!!」

「大変だったね。これからよろしく!!俺で良ければ力になるから何でも言ってね?」

「本当ですか!!ありがとうございます」

文佳は今、先程の青年に挨拶をするため店に戻ってきていた。

「一応自己紹介した方がいいだろ。これから一緒に働く仲間になるんだからな...文佳。自己紹介よろしく」

「私からですか!?...えっと、高柴文佳です。」

「歳は?」

「24歳です」

「性別は?」

「女です......ってちょっと懍さん。からかわないで下さいよ!!」

「ククッ...悪い。じゃあ次お前な」

「はーい。井崎守、26歳で男です(笑)」

「...からかわないで下さいって言ってるのに」

「まぁまぁ。じゃあ最後は俺だな。一橋懍、28歳だ。ちなみに俺は女だ」

「えっ!!本当ですか!?」

「嘘だ(キリッ)」

「......」

「悪かったからそんなジト目で見ないでくれ」

「懍さんも大概ッスね」

「......あの」

「?どうかしたの」

「スタッフさんて私を入れて3人ですか?」

「あぁ、今日あいつは休みか。」

「?」

「スタッフはもう1人いるんだけど、今日は休みだから家に行ったら文佳ちゃんに紹介するね」

「分かりました」