「蘭子ちゃん!?蘭子ちゃん…!!」 そして、私を呼ぶ彼の声がだんだん遠くなっていった。 「……ん…。」 目を開けると…心配そうに覗き込んでる英二君の顔があった。 何で英二君がいるんだろう…私、何してたんだっけ…? 「良かった…気がついて…。」 すごくホッとしたような英二君。 体を起こそうとしたら、すごく怠くて起き上がれない。 そうだ…出掛けようとして、私…また気絶しちゃったんだ…! また英二君に迷惑かけ…。 「この……バカッ!!!」 「…ひ…っ!?」