「そういう英二君こそ!何処にも行ってないじゃない!」 結局、私の後ろを付いてきただけ。 一体、何がしたかったの!? 「俺は蘭子ちゃんが何処に行くのか気になっただけ!」 「ストーカーかいっ!」 思わず激しく突っ込んでしまった。 「あ…そっか!蘭子ちゃん、もしかしてウォーキングしてたの?」 今更気付いたのか…! 思わず、ガクッと転びそうになってしまう。 「大丈夫?」 咄嗟に支えてくれる英二君。 至近距離に英二君の整った顔が…。 すっぴんだという事を忘れて、思わず見つめてしまう。