「ないない!だって一回りも年下なんだよ!?」 「恋愛に年齢なんて関係ないって!今年で18歳なんでしょ?誕生日が来たら結婚だってできる年じゃない!」 平然と言ってのける美香。 「け…っ結婚って…!…でも…私、30歳だよ?オタクだし…あんなカッコイイ子と釣り合わないよ…。」 「じゃあどうして、変わろうと思ったの?その子に釣り合う鈴になるため、なんじゃないの?」 「う…っ」 全く持って美香の言う通りで…思わず呻いてしまう。 「…悲しくなったの。」 私は自分の想いをポツリポツリ…口に出した。