例え二次元で妄想するんだとしても、こんな自分じゃ萌えられないわ…!!
「よし、ちゃんと女磨きしよう!!」
唐突に決意が漲ってきた。
“痩せれば可愛いと思うんだよね”
英二君…あなたの言葉、信じるよ。
私はアルバムを引っ張り出して、入社した当時の…二十歳の時の自分の写真を取り出した。
一番…細かった時の私。
今と全然違う。
ちゃんとメイクして、お気に入りだった真っ赤なスカートを履いて、キラキラしてる。
この真っ赤なスカートはとっくに入らなくなってしまったけど…すごくお気に入りだったから、未練がましく残してあった。

