有無を言わさず、課長から伝票を奪い、私に向き直った。 「君はお茶でも煎れてきてくれ。」 「…はい。」 庇ってくれた…んだよね!? いつも私をこき使って、散々失礼なこと言って、怒る時はめちゃくちゃ怖い、中村部長が…。 すごく意外だなって思ったけど…いつも、そうかもしれない。 酔っ払いに絡まれてた時も、助けてくれたし…。 いざという時は、ちゃんと優しい。 だから、こき使われても…ついていけるのかもしれない。 ―― ―――― ―――――― んー…またまた、中村部長の夢…?