込み上げてくる感情を抑えながら、私は足を進めた。


これが…中村部長の、意思なんだ。


私は私で…頑張るもん。


自分に言い聞かせて、一人でいつものウォーキングコースを歩いた。


一人だから、静かで…やたらと広い歩道に悲しくなりながら。








家に帰って、半身浴をして。


心も体も疲れている気がして、すぐ布団に入った。


だけど…なかなか眠れない。


色々…考えてしまう。


英二君は…年下な感じがしないなって、いつも感じてた。


それは、中身が中村部長だったから。