「本当の俺は…蘭子ちゃんに相応しくないから。それに…本当の俺を知ったら、蘭子ちゃんは幻滅する。きっと…嫌いになる。」
「どうして…そんなこと…。英二君は英二君じゃない…!」
確かに…私は英二君のこと、何も知らないけど…。
相応しくないなんて…私が言うならともかく…意味が解らなくて。
英二君は首を横に振った。
「蘭子ちゃんは…充分、キレイになったよ。きっと…良い彼氏がみつかるよ。…頑張れ…!」
苦しそうにそう言った後、唐突に英二君は走って行ってしまう。
「英二君…っ!」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…