「好き…英二君が…好き…!」



言っちゃった…!


私は思わず、下を向いてしまう。


全身の体温が急上昇して。


言ってしまった後で、心臓が爆発しそうな程、ドキドキしてきた。


英二君…どんな顔してるんだろう…?


無言の英二君に不安が押し寄せる。


やっぱり…こんなに年上で、釣り合ってない私からの告白なんて…迷惑なだけだったのかな…。


怖くて…顔が上げられないよ…!



――ポン…。



不意に、私の頭をポンポンと撫でる…優しい体温。


英二君の…手だ…。



「…ありがと。蘭子ちゃんの気持ちは、すごく嬉しい。」