「うん!いいと思う。」 「ほんと?」 「ほんと。頑張った感出てるし。じゃ後は、櫻井に渡すだけだね。」 「…でも……」 「え?もしかしてこの期に及んでまだ渡す決心ついてないの!?」 だって。 私、櫻井くんと何の関係も無いし… まともにしゃべったのだって昨日が初めてなのに。 これじゃぁ友達どころか、知り合いにも入らないよ。 「いきなりこんなことされたら迷惑じゃない…?」