部屋から出なくなったキュリーのことを、王子は疑うようになった。 あるとき、王子はキュリーの部屋に押しかけた。 「ミスター・アタリ、どうして外に出て捜査をなさらないんですか!」 するとキュリーは新聞を読みながら答えた。