「さらに、エレンの所在を調べてみると、行方不明でした。


今、手を尽くして探していますが、一向に見つからないのです」


「それで、私に助けてほしいと」


「そういうことです。


どうか、お力添えを」


王子は、頭を下げた。


「顔をお上げ下さい。


必ず力になります」


「ありがとうございます」