エレンの取り調べが終わった頃、王子とキュリーは、なにか話していた。


「ミスタ・アタリ、そろそろ例の疑問について話していただけないでしょうか?」


「ええ、もう話してもいいころだと思っていたところです」


キュリーは、紙の束を取り出した。