闇氷花




あたしが一瞬呆然としていると
いきなり髪をつかまれた。


―…あたし殴られたんだ。
そう理解すると頬は余計痛みを増す。


葎はあたしの髪を掴むと顔を近づけ
話し出した。


酒臭い―…。
酔っ払ってるのか―。

志音も焦って止めにはいるがなかなか
葎はあたしの髪を離さない。