展望台にのぼると光真は先に走って 上まで行っていた。 俺等はノロノロ歩いているといきなり 光真が叫んだ。 「…誰か早く来いッッ!早くッッ!」 ただならぬ光真の声に俺等も焦って のぼると視界に入ったのはしゃがんで 焦っている光真――… ……その前には倒れている女。