「愛子ちゃん!ごめんね!」


この店を主人から受けついで、もう4年が経つ。


あの人が亡くなって、私にはこの店と息子だけ。


それでも十分だった。


忙しくてろくに家事もできない。

息子と話す時間もない。



こんな私を、天国に行ったあなたは許してくれるかしら?



「店長!遅いですよ!」