「今年のミスコンは……2年、磯崎蘭麗。」
体育館中にマイクの声が広がり、歓声と拍手が沸き上がる中、
あたしはスポットライトで照らされる。
……やったね 2年連続。
あたしはステージへと登って、笑顔を振りまく。
マイクを渡した男子にもスマイルは忘れない。
「私が……こんな表舞台に二度も上がれるなんて思ってもいませんでした。とても嬉しいです。」
両手を合わせて声のトーンを高くすればいい子の蘭麗ちゃん。
だいたい…あたしがミスコンじゃないとありえない。
意味わかんないから。
当たり前だし。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…