息を切らしながら、言いたい放題のあたし。
そんなあたしに対して桜田門は
「ハハッ…あはは…」
腹を抱えて笑いだす。
「何がおかしいのよ!」
こっちはプライド削ってあんたと付き合うって言ってるんだから!!
感謝して欲しい!!
だが、そんなあたしに構わず、桜田門は笑い涙を拭った。
「俺、ピースフル。 この世の平和を願ってるの。そんな俺がお前に喧嘩売らねえだろ。」
あははっ…と笑いだす桜田門。
それが売ってるんだろーがッッ!
あたしは立ち上がり、財布の中から珈琲代の千円を置いて外に出た。
「ふざけんな……」
頭の中はそれしかない。

