悪魔の2人に愛の花を。





木漏れ日差す、カフェテリア。


珈琲のほろ苦い薫りが上手い具合に漂って、静かな空間で自分の精神を癒すことができる。








………目の前の、桜田門千種がいなかったらの話だが。



珈琲を一口飲み、カップを静かに置く。



そして、毒を出す。



「あんた、何様のつもり?」

優雅に珈琲をすする桜田門に睨みを利かす。



「……俺様だけど。」



「ふざけんじゃないわよ。不愉快。」



この嫌味をはき散らすのがコイツのキャラなのだろうか…