地味子は最強天然お姫様☆



そう思ったときは、
もうすでに遅かった。

ースルッ

黒のウィッグがズルッと落ち、
金色の髪の毛が現れた。

「ちょっ…李央っ!!」

慌てて声をあげる。

屋根裏部屋とはいえ、学校で
ウィッグを取られるのは、
か〜な〜りっ!! マズい。


「茉里、お前まじ別人なんだけど」

「あ、当たり前でしょ!?そのためのウィッグとカラコンなんだからっ!!」

別人に見えなきゃ、ダメなのよ!!
これはッ!!!!