地味子は最強天然お姫様☆



翌朝。

いつものように1時間かけて
地味子に変身して、
あたしは学校へ行った。


「おはよう、桜川さん。今日もブサイクね」

笑顔であたしに
嫌味を言うのこの女は、
………名前、知らない。
ウワサじゃ、
どっかの社長令嬢らしいけど、
あたしは興味ない。


「そうですか?それはどーも」

こういうタイプは
適当にサラッと流すのが一番。
適当に返した。








「嫌味が通じてないわ」


そう呟くと足早に、
その場から離れて行った。