地味子は最強天然お姫様☆



「それより、目。隠したいんじゃなかったのかよ?」

そう指摘されて、

「そ、そうだった!!み、見なかったことにしてぇ!!」

慌ててうつむいて目を隠した。


「とりあえず、カバンのところ行くか」

「うん…」

「お前、かわいいな」

「………はあああ!?どこがっ!?」

「反応の仕方が?」

なんで疑問形なのよ…。
聞いたのは、あ・た・し!!
なんだけど!?

「かわいいよ」

そう言って髪の毛を
なでられた瞬間…

ーズルッ
ーストン…

ウィッグが外れ、落ちてしまい、
金色の髪の毛が…。


「づ…ヅラ?」

ヅラじゃなくて、ウィッグ!!

じゃなくってぇ!!!!