ーガラッ!!

3階から2階に降りている最中だった。


図書室の扉が開く音がして、
誰かが来た。


ーギュッ!!

カラコンもメガネも手元にない今。

あたしはすっかり怯えていた。

李央様に強く抱きついた。
コワイ…これ以上、
人が来ちゃったら…。

あたしがあたしでいられる自信がないよ…。


どうしよう…。