「大丈夫だから。……な?」

「大丈夫じゃないもん…」

少なくともあたしは、ね。


「とりあえず、このまま、1階に降りるぞ。メガネとカラコンねぇと、話は無理そうだしな」

「ごめん…あの…「見てねぇから」」

「……え?」

「とりあえず、下行ったら少し話せるか?」

「…………うん」

あたしは、李央様に、
抱っこされた状態で
1階へ降りて行った。


が。

その途中に二つ目の事は起こった。


あ、一つ目の事は、
李央様に目を見られたことね。