「み…」

「あ゙? 何?」

「み、見ないでー!! イヤァー!!」

あたしは顔を隠すように、
その場でうずくまった。



み、見られた…。

やだ…また…バカにされる…。

ヤダよぉ…コワイ…コワイ…。


そんな感情で頭がいっぱいになった。

「おいっ!!大丈夫かよ!?」

李央様、はあたしの肩を掴んで、
焦ったような声で聞いてきた。


「お願いだから…見ないで…やぁ…」