「なんでいるのよ!?ありえない…」

「………そっちが勝手に勘違い、したんだろ?俺のせいにするんじゃねーよ」

「だったら言いなさいよね!!それか物音たてて人がいること知らせるとかさぁ!!最低最悪バカ男!!」

「………んだと?」

よくよく見るとコイツは、
『学校イチのイケメン王子様』
とかって騒がれている、
『李央様』だった。


うわさで知っていたけど、
間近で見るのは初めてだ…。


確かに、イケメン…。



って、あれ????

あたし、な〜んか大切なこと、
忘れてない???


「……………Σ(゜д゜;)」

そ、そうだった!!

あたし今、
メガネもカラコンもしてないし、
スカート膝上じゃん!!


う…ウギャァー!!!!