ーガラッ

毎朝。
あたしが教室の扉を開けると、
教室は一瞬静まり返る。


だけどそれはもう慣れっこ。

いつものこといつものこと。


特に気にも止めずに、スタスタと
自分の席につく。




そして誰とも話さず、

一限から四限まで、授業を受ける。




お昼は屋上で一人で食べる。


どこから広まったのか、
屋上にあたしがいると知られ、
今じゃ誰も足を踏み入れなくなった。



そしてまた教室に戻って、

五、六限の授業を受ける。


そして、放課後は、
スタスタと寮の部屋に戻る。