「「キャー!!!!!!」」


突然、女の子たちの悲鳴?が
辺りに響き渡った。


な、何事っ!?



キョロキョロと見回すと、
女の子たちの視線は、とある一点に
集中していた。



「李央様ー」
「今日もかっこいい〜」
「抱いてください!!」


は?
李央様…?
って、誰!?


こっちに向かって歩いて
来てる人がいる。

あ、あの人かな…?


そんなことを考えていたら、

「ちょっとそこのブス!!邪魔よ!!」

と言われ、ドンッと
はじきとばされてしまった。


…………何なのよ、一体…。


はぁ…とため息をつきながら、
あたしは玄関へ向かった。