そうして教室に着いたものの――



「なんでアンタが隣りなの!?」

「それは俺の台詞だっつーの。俺の隣りに来んじゃねぇよ」



美緒とは離れちゃったのに中谷が隣りなんて……うぅ……泣いちゃいそう。


しかも女の子がキャーキャーうるさいし。
村上慶くんもいて、より女の子達が騒ぎだす。


美緒に目線を送って助けを求めた。


そしたら美緒が駆け寄ってきてくれた。



「なんか楽しそうだね」

「はぁ!?楽しいだなんて…絶対にありえないから!」

「ははっ。でもさ、ホントに腐れ縁だね」

「もう!笑い事じゃないから!」